この15年の間にJRに乗って小樽を通過した人も、ドライブで小樽に訪れた人も、小樽のウィングベイにある大観覧車を見たことがある人は多いはず。後志出身の人なら、「むかし、あれに乗ってデートしたな」や、「夜景がきれいだったな」と思い出に残っている人も多いと思います。

その、小樽のランドマーク的な存在を放つ大観覧車「レインボークルーズ」がこの9月に撤去されることに決まりました。観覧車がきた当時は、景観が乱れるなど理由で小樽住民からの反発もあったりしたので、今回の撤去について、さまざまな意見があるとは思いますが、これまでの15年間、少なくとも人々の記憶に残る存在感を放っていたと思います。当時は道内でも2番目に大きな観覧車であることや、夜のライトアップのネオンパターンが40種類以上あるということで話題を呼んだりしたそうです。夕暮れ時、夜景、と違う顔を見せるレインボークルーズ。北国北海道にあるだけあり、ゴンドラ内の座席にはヒーターが完備され、冬場も運行していたのですが、2009年には週7日から5日に運行が変更になり、利用客がどんどん低迷したり観覧車の故障などが\理由で2011年に稼動を停止することとなります。それから2015年の現在まで夜間のライトアップだけになってしまいました。


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9月7日が最後のライトアップとなる予定で、その後は解体撤去工事が行われ、海外に売却されることになるそうです。いつかは、どこかの国で又人々を乗せて違ったパノラマを魅せるのでしょうか。

何はともあれ、有終の美を飾る9月7日。思い出を胸に見納めに行ってはいかがでしょうか。


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